交声曲「海道東征」 信時潔 作曲 北原白秋 作詩 日本建国神話を格調高く描いた大作、交声曲「海道東征」がふたたび東京へ

「海ゆかば」や歌曲集「沙良」など名曲を数多く遺した信時潔。昭和音楽史の礎を築いたこの作曲家の大作「海道東征」は北原白秋作詩により1940年「皇紀2600年奉祝行事」の祝典のため書かれました。神武天皇の「東征」を題材にした、全8章からなるこの作品は、昨年から2年続けて大阪で公演され、大好評を博しました。

共催者からのご挨拶

石川 裕一

わが国では、べートーヴェンの交響曲第9番が年末に公演されることがひとつの風物詩となっておりますが、成熟した平成の御代に日本人による日本人のための信時潔の交声曲「海道東征」を静かに楽しむことを日本文化の再評価の一環として、また年末恒例の文化事業として根づかせていきたいと考えております。

株式会社 ぷらう 代表取締役 石川裕一

弦楽:東京交響楽団 平成29年(2017年)12月19日 開演:19:00(開場18:30) ミューザ川崎シンフォニーホール [外部リンク] プログラム
  • ベートーヴェン:交響曲 第5番「運命」
  • * * *
  • 信時潔:交声曲「海道東征」
  • ※曲目は変更になることがございます。
  • 指揮:北原幸男
  • 管弦楽:東京交響楽団
  • ソプラノ:幸田浩子
  • ソプラノ:盛田麻央
  • アルト:田村由貴絵
  • テノール:小原啓楼
  • バリトン:原田圭
  • 合唱:東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)
  • ※やむを得ない事情により、出演者を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • 主催:一般財団法人 共立国際交流奨学財団
    共催:産経新聞社・株式会社ぷらう
  • 一般問い合わせ先 サンライズプロモーション東京:0570-00-3337
    (全日10:00~18:00)
チケット情報
S席 ¥8,000(税込)
A席 ¥7,000(税込)

8月26日(日)発売開始

※全席指定

※未就学児入場不可

※車椅子席 事前に電話でご予約いただき、公演当日に係員が所定のお席にご案内します。

プレイガイド(発売日以降~)

お問い合わせ

サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
(全日10:00~18:00)

日本建国の神話を格調高く描いた世界に誇る名曲、交声曲「海道東征」は、1940年(昭和15年)の「皇紀2600年奉祝行事」のために書かれた。当時山田耕筰らとともに日本の洋楽の礎を作った作曲家 信時潔によるこの大作、歌詞は、『日本書紀』や『古事記』の記述を元に詩人・北原白秋が手がけた。管弦楽、独唱、重唱、合唱、児童合唱が見事に組み合わさった日本初のこのカンタータ(交声曲)は、「国産み」から「神武東征」までを吟ずる8章からなる。
戦後、ナショナリズムを極端に避ける動きの中で封印されてきたこの名曲は、信時潔没後50年の2015年秋、大阪フィルハーモニー管弦楽団により蘇り、翌2016年秋の再演も含め大好評となった。熱い期待に応え、ふたたび東京公演を開催する。

信時潔
信時潔 写真提供:信時裕子
交声曲「海道東征」
第1章 たか千穂ちほ

天地創造~日向・高千穂への称賛~カムヤマトイハレビノミコト(後の神武天皇)の東征決意

第2章 大和やまと思慕しぼ

出帆前、大和への憧れ 古事記「大和は国のまほろば」からの引用

第3章 ふな

日の出、満ち潮。日向・美津港からの出帆 東征の始まり

第4章 船謡ふなうた

旅の安寧を祈る「祝詞」~ 掛け声と船謡調の掛け合い

第5章 速吸はやすい菟狭うさ

わらべ唄風の児童合唱が速吸(大分と愛媛の間の佐賀関海峡)での古の物語を、民は中世歌謡風の歌で菟狭(宇佐地方)に上陸した一行を歓待する

第6章 海道かいどうかい

宇佐の滞在ののち、筑紫の国、安芸の国、吉備の国を経て目指す、東への長き旅路

第7章 しら肩津かたのつ上陸じょうりく

河内の国 白肩野津への上陸 ~ 豪族・長髄彦との戦闘

第8章 天業てんぎょう恢弘かいこう

イハレビコは大和の橿原で天皇に即位する。三種の神器への賛歌、日本の建国を讃える情景

出演
  • 指揮 北原幸男 Yukio Kitahara
    指揮 北原幸男
    YUKIO KITAHARA

    桐朋学園大学卒業後NHK交響楽団指揮研究員とな る。タングルウッド音楽祭で小澤征爾、レナード・バーンスタイン両氏の指導を受ける。1985年プラハの春国際コンクール第3位入賞。1985年から1992年までインスブルック・チロル歌劇場専属指揮者。1992年アーヘン市立歌劇場の常任指揮者、1993年から1996年まで音楽総監督。2008年より、天皇皇后両陛下主宰の宮中晩餐会、午餐会、洋楽演奏会の指揮者を務める。2009年は御結婚50年御即位20年の記念洋楽演奏会を指揮。現在、宮内庁式部職楽部指揮者、武蔵野音楽大学教授。埼玉県富士見市文化芸術アドバイザー。

  • 管弦楽 東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra
    管弦楽 東京交響楽団
    Tokyo Symphony Orchestra

    1946年創立。現代音楽の初演などにより、これまでに文部大臣賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞等を受賞。定期演奏会の他、川崎市、新潟市、八王子市と提携し、コンサートやアウトリーチ活動を展開している。新国立劇場でも、毎年オペラ・バレエ公演を担当。昨年創立70周年を迎え、10月ウィーン楽友協会を含むヨーロッパ5カ国で公演を行い各地で高評を得た。

  • 独唱:ソプラノ 幸田浩子 Hiroko Kouda, Soprano
    独唱:ソプラノ 幸田浩子
    Hiroko Kouda, Soprano

    東京藝術大学首席卒業。同大学院、オペラ研修所を経て渡伊。数々の国際コンクールに上位入賞後、欧州の主要歌劇場へ次々とデビュー。シュトゥットガルト州立劇場、ベッリーニ大劇場、ローマ歌劇場等で活躍し、名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。
    帰国後は新国立劇場、二期会等オペラ出演の他、主要オーケストラとの共演や全国各地でのリサイタル、またNHK「気ままにクラシック」、BSフジ「レシピ・アン」等のMCなど多彩な活動を展開。CDは≪スマイルー母を想う≫をはじめ多数のソロアルバムをリリース。
    第14回五島記念文化賞オペラ新人賞、第20回エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。第3代クルーズアンバサダー(クルーズ振興大使)。二期会会員

  • ソプラノ 盛田麻央 Mao Morita, Soprano
    ソプラノ 盛田麻央
    Mao Morita, Soprano

    国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。修了時に優秀賞および奨励賞受賞。パリ・エコールノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で修了。第8回エレーナ・オブラスツォワ国際ヤングオペラコンクール第3位、第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞、第12回東京音楽コンクール第2位。11年二期会『ドン・ジョヴァンニ』にてツェルリーナに抜擢され確かな音楽性と瑞々しい演唱で好評を博す。15年小澤征爾音楽塾『子どもと魔法』羊飼いの娘/ふくろう、16年二期会『フィガロの結婚』バルバリーナ等に出演。コンサートでも「メサイア」、「第九」等のソリストとして活躍。二期会会員

  • アルト 田村由貴絵 Yukie Tamura, Alto
    アルト 田村由貴絵
    Yukie Tamura, Alto

    お茶の水女子大学、並びに東京藝術大学卒業。同大学院修了を経て二期会オペラ研修所プロフェッショナルコース第五期修了。修了時中山悌一賞受賞。 '02年『ポッペアの戴冠』オッターヴィアで二期会デビュー。以降、二期会『ジュリアス・シーザー』タイトル・ロール、同『エフゲニー・オネーギン』オルガ、佐渡裕プロデュース『カルメン』メルセデスなど数多くのオペラで好評を博し、'16年も新国立劇場『ワルキューレ』ロスヴァイセ、二期会『ナクソス島のアリアドネ』ドゥリヤーデに出演。コンサートでは「第九」を始め、マーラー「大地の歌」「復活」などの大曲、バッハ「ロ短調ミサ」「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」などの宗教曲のアルトソロとして高い評価を得ている。二期会会員

  • テノール 小原啓楼 Keiro Ohara, Tenor
    テノール 小原啓楼
    Keiro Ohara, Tenor

    東京藝術大学卒業。同大学院博士号取得。二期会『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ、『蝶々夫人』ピンカートン、新国立劇場『夕鶴』与ひょう、日生劇場・ライマン作曲『リア』(日本初演)エドマンド等に出演。中でも'12年新国立劇場『沈黙』主役ロドリゴでは迫真の演唱で絶賛され、'15年長崎公演及び東京再演に出演。'16年京都ロームシアターオープニング公演『フィデリオ』フロレスタンでは京響・下野竜也指揮のもとヘルデン的な歌唱が絶賛されるなど、次々と歌唱の幅を広げている。コンサートでも国内主要オーケストラと古典から近現代に至るまで多数共演。'13年東京国体開会式にて天皇皇后両陛下御臨席のもと国歌独唱、全国に生中継された。二期会会員

  • バリトン 原田圭 Kei Harada, Baritone
    バリトン 原田圭
    Kei Harada, Baritone

    東京藝術大学卒業。同大学院修士課程、及び博士後期課程修了。博士号(音楽)取得。安宅賞受賞。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、併せて中田喜直賞受賞。第77回日本音楽コンクール声楽部門入選。オペラでは二期会『魔笛』、『ナクソス島のアリアドネ』等に出演する他、日本の創作オペラへの貢献に特筆すべきものがあり、吉川和夫『金壺親父恋達引』、石桁眞禮生『卒塔婆小町』等での確かな演唱が高い評価を得ている。'14年と'16年には市川右近演出・佐藤しのぶ主演の『夕鶴』に運ず役で出演し、好評を博した。またコンサートにおいても「第九」をはじめ多数出演。'07年にはプラハ国立歌劇場特別演奏会モーツァルト「レクイエム」にソリストとして抜擢された。二期会会員

  • 合唱:東響コーラス (合唱指揮:安藤常光)
    Tokyo Symphony Chorus

    1987年に東京交響楽団専属のアマチュア混声合唱団として創立。「東京交響楽団と一体の演奏をし、より質の高い合唱付きオーケストラ曲のコンサートを提供する」ことを目的としている。指導には、演奏する楽曲の背景や歌詞に使用されている言語に精通した合唱指揮者、発声指導者、伴奏ピアニスト、言語指導者を招いている。公演毎に出演者を決定するオーディションを行うことで、常に演奏の質を高めている。2017年9月に創立30周年を迎えた。